シンガポール

先月、研修のため、会社のスタッフとシンガポールにある印刷会社を訪問をしました。大手ではなく中規模あるいは10名までで仕事をしている会社です。シンガポールはアジアの中でも品質・デザインのレベルが高いと感じます。国土が小さいために、多くの印刷物はアジアへ輸出されることが前提です。それだけに日本の印刷会社に比べてグローバルな感覚は高いのではないでしょうか。

その中の一社Pixel Techは、オフセット・デジタル印刷だけでなく、シルクスクリーンや箔押しなど特殊な印刷機も揃えています。クライアントも大手化粧品会社や外車ディーラーなど比較的高額な商材を扱っているメーカーが主です。ハイデルベルグゼロックスなど同じような印刷機械を扱っていますし、品質に対する考え方や新しい提案なども、私たちが日々考えていることと重なります。今回、同行させたスタッフは営業部・製造部・企画部・総務部と幅が広かったのですが、それぞれで感じることがあり、自分の仕事に置き換えて学んでくれたと思います。


訪れた会社が特別だったのかもしれませんが、どこの会社に行ってもスタッフの方々がとても親切で心から歓迎してもらいました。日本から来た何の利益にもならない私たちを受け入れてもらうだけでありがたいのに。
当然、私たちは好印象を持ちますしその会社のファンになります。
これからの仕事はモノ作りのレベルを上げるだけではなく、このようにその会社の在り方、社風も大切です。それを構成するのは人。その重要さも今回学んだひとつです。


杉浦正樹