京都建仁寺

仕事で京都を訪れた帰り、建仁寺を拝観しました。建仁寺は京都最古の禅寺です。
俵屋宗達の「風神雷神図」や海北友松の「雲龍図」といった国宝や重要文化財が収蔵されていることでも有名です。



この写真の風神雷神図も雲龍図もすべてデジタル印刷で再現されたものが現在飾られています。未来に残すべき宝でありますから、劣化を防ぐため本物は厳重に保管され、一般客にはデジタル作品を観賞するのです。近寄って見ましたが言われなければ本物だと信じてしまうほどの印刷技術でした。
ただ、そうしなければ国宝を永続的に守れないと納得しつつも、自分が海外の美術館で同じようなことを体験したらどう思うだろうかと、建仁寺を拝観している海外からのお客様の気持ちも按じました。

さて、今回訪問の目的は2004年に描かれた小泉淳作氏の双龍図です。法堂の天井に描かれた2匹の龍はダイナミックに絡み合い本尊を守っているかのような睨みきかせています。

聞きしに勝る迫力。この墨絵は幅15m×11mの麻紙に実に二年の月日かけて描かれたとのこと。
ほんと素晴らしいのひとことでした。




封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹