北陸 紙の抄造

新しい紙の抄造立ち会いのために北陸にある製紙メーカーさんにお邪魔しました。
北陸は地下水に恵まれていることから昔より紙の抄造が盛んな地域です。
飲料水としても利用される純粋なミネラルウォーターを使っているほどです。

今回もせっかくの機会なので、社員4名を同行させ、紙の抄造現場と抄き上がってくる原紙の色や風合いのチェックを一緒に行いました。多少時間はかかりましたが、表情・色合い・適度なコシと満足のいく紙が誕生しました。テストや打ち合わせを繰り返し、一年かけての完成です。新しい紙を生み出すプロセスはいつも大変な作業ですが、その分、生まれてきた紙への愛着も一入で早く世に広めたいと強く思うものです。同行した社員もそれを感じてくれたのではと思います。新商品は夏発売予定。詳細は後日報告させてもらいます。

抄造立ち会いが終わった帰り、越前和紙の里に立寄り、知人の工房を訪ねました。100年以上続くこの工房は都会では考えられないほとのゆっくりとした時間が流れています。最近若い女性に手透き和紙が人気だそうで、生産のほうも少し忙しくなったとのことでした。近くにある和紙の神さまをお祀りしている「大瀧神社」を参拝し帰路につきました。


「商品は 買ふ身になつて 作りましょう」100年続く和紙工房に掲げられた標語


和紙の神様をお祀りしている大瀧神社



封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹