公認アート部バスツアー

ひと月ほど前、ハグルマアートブ の金沢ツアーがありました。
有志で作るアート好きの会は、会社公認のクラブ活動です。
「感動!おいしい!仲間と楽しむ!」という活動テーマを掲げ、観光バスを貸し切り金沢の名所と美術館を廻りました。

機会があれば美術館に行きたいと思う人は意外と多く、当日は予想を超える参加者。今回の目玉金沢21世紀美術館は2006年のオープン以来入館者数がつねに100万人以上という日本を代表する美術館です。

金沢へ向かうバス車内で城下町金沢と現代アートについて予習時間を作りました。加賀藩前田家の歴史を知れば、なぜ金沢が文化的に繁栄したのかが見えてきます。京都とのつながり、金箔や和菓子といった産業、日本三名園兼六園が完成した背景も理解できました。加賀百万石の「石」とは、一人が一年に食べるお米の量を表す単位で、百万石とは百万人のひとを養うだけの財力があったという意味だそうです。
金沢21世紀美術館についても展示されている作品それぞれに説明担当が事前に決められていて、見どころをわかりやすく解説してもらいました。事前知識があるだけで鑑賞する楽しみも倍になります。解説方法も様々で、社員のひとりは現代アーティスト、アニッシュ・カプーアの作品を説明する際、その顔写真を引き延ばして皆に回覧してくれました。顔を知るだけでも作品に親近感を持ちますね。



兼六園、会席料理、美術館、城下町散策と有意義なツアーは無事終了。
いずれ社外からもオープン参加してもらいたいなと思います。


杉浦