大阪名品喫茶 大大阪

大大阪さんとのコラボレーション商品 完成しました!
大阪名品喫茶 大大阪(だいおおさか)は、大阪中之島にあるダイビルという1925年に建てられた、とてもクラッシックで、デコラティブな装飾のあるお洒落なビルにある喫茶店です。喫茶店といっても、珈琲が美味しいだけでなく、大阪で作られた名品を紹介したり販売したり、昔の大阪の写真なども飾りながら、古き良き時代(大阪が日本最大の都市だった大正14年頃)の大阪を現代に伝えてくれるお店です。
大大阪さんはダイビルをこよなく愛しています。実はこのダイビル、老朽化のために近い将来取り壊されることが決定しており、大大阪さんもダイビルが姿を消すその日までの期間限定の営業です。


昨年の秋に大大阪さんから「ウイングド・ウィールの商品を是非お店で紹介させてほしい」とお話をいただきました。大大阪を運営しているのは株式会社アートアンドクラフトという建築会社で、古いマンションや一戸建などを魅力的に再生させる取り組みにも力を入れています。古くても良いものは最後まで使う、老舗企業の名品を紹介したい、その他にも立派な取り組みをされている素晴らしい企業です。そのような話しに私たちも共感を覚え、「それでは、大大阪×ハグルマ封筒 による大大阪オリジナルのレターセットを作りましょう」となりました。そして先日出来上がったのがこの商品達です。

写真ではわかりにくいのですが、カード全面にダイビルのイラストが描かれ、カードのカタチも長方形ではなくビルのシルエットに合わせて斜めになっています。表面にはメッセージが書けませんので裏に書きます。本来はメッセージが主役なのですが、先方のダイビルに対する想いを聞くうちにこのようなデザインにたどり着きました。ちなみに丸い封緘シールもダイビル館内にある装飾モチーフ(子供が鳩を抱いている)を使うという凝りようです。ちょっと個性的なカードではありますが、大大阪のスタッフも私たちもとても満足しています。商品はすでに大大阪で販売されていてとても好評とのこと。雑誌にもいくつも取り上げられているそうですよ!

お客様の大切にしている取り組みを私たちの材料を使ってカタチにすることは、とても嬉しいことだと思います。お客様がイメージしている出来上りに私たちの味付けがマッチすればコラボレーションは成功です。そういった意味では今回の仕事は理想的でした。声をかけてくれた大大阪さんには心から感謝しています。

サイフォンでポコポコいれる大大阪の珈琲は少し濃い目です。ゆったりとした空間はカフェにはない自分の居場所があります。すぐ近くには国立国際美術館もあります。美術館を観て、ダイビル館内を見学、そして大大阪で珈琲を味わう。私のおすすめツアーです。大阪にお越しの際は、是非!


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. コメントありがとうございました!