パール色に輝く紙

イベントやパーティなど「ハレ」の日を華やかに演出してくれる紙をご紹介します。

「ミッドナイトブルー」と「チョコレート」。とても濃い色目のコットン紙にパール調の光沢感を塗った(コーティングした)新しい紙を作りました。「濃色コットンパール」と呼んでいます(そのままですが)。華やかな場面で使われるものですが、あくまでも上品にセンスよく、大人が使いたい華やかな紙をイメージしていました。
いつものように何度もテストを繰り返し、1年以上かけてやっと完成。昨年末に発売されてから3ヶ月。お陰さまでとても好評です!

左がミッドナイトブルーで右がチョコレートです。

この紙の特徴は、表は光沢感、裏はコットンの柔らかさを感じるところです。写真のように封筒のフタを開けると外面には「パールの輝き」に対して内面は「コットンの風合い」とどちらも使えるリバーシブルペーパーのようになります。


少し専門的ですが、こだわりをひとつ。
紙にパール色を塗るのですが(コーティングするのですが)、実は2色とも同じ色で塗っているのではありません。左のミッドナイトブルーにはシルバー色、右のチョコレートにはゴールド色と、あえて違う色で塗っています。表面に塗るパール色をそれぞれの紙の地色に合わせて調整しているのです。そうすることによって、紙の色とキラキラ光る色が馴染み、派手すぎず落ち着いた紙に仕上がります。

スタッフによる紙の印象は、ミッドナイトブルーは「スタイリッシュ」「凛とした」「男性的」、チョコレートは「優雅」「高級感」「ゴージャス」といった感想でした。私的にはブロンズ色に輝くチョコレートのクラッシック感がなんとも気に入ってます。

結婚式のレセプションカバー

イベントのダイレクトメール


発売以来たくさんの用途に使ってもらっています。先日も営業スタッフから、有名歌手のコンサートチケットの封筒に使われました!と報告を受けました。どのようにこの紙が選ばれたのかを聞いたところ、何種類かの紙を提案したなかでデザイナーが「正にイメージ通りの紙!」と即決してくれたそうです。主張しすぎない紙なのでデザインしやすかったのだと思います。とても嬉しい話しでした。

今後とも濃色コットンパールをよろしくお願いします。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. Write Soon!