名刺に使われる紙

「名刺の紙に感心してもらいました!」
名刺を作らせてもらったコンサルティング会社の方が電話をくれました。
異業種交流会で名刺交換した際に「質感の良い紙を使ってますね〜」と感心されたそうです。
名刺はコットンペーパーで作ったシンプルなものですが、渡した相手が印刷関係の方だったので触れてすぐに紙質の良さを感じてくれたようです。
こういった話は素直に嬉しいですね。紙質をほめられたこともそうですが、名刺を使った本人が紙素材の持つパワー、素材ひとつで自分のセンスやコミュニケーションが演出されることを実感してくれたことが嬉しく思います。

名刺は人と人をつなぐ紙。もっと言えば「人の手から人の手に渡る紙」です。ポスターやパンフレットのような不特定多数向けに発信する紙メディアとは違い、相手の手にとってもらうために存在する超至近距離紙メディアといえます。なんか変な言い方ですが。それだけにその瞬間に感じる紙の風合いを大切にするべきだと思っています。
筆記具に「書き心地」があるように、手にする紙にも「持ち心地」や「読み心地」があると思いませんか?手に取るとなんとなく優しかったり温かかったり、無意識のなかでも必ず人はなにかを感じているものです。良質の紙素材を名刺に使うということは、初めて出会う人とのコミュニケーションを大切にするという気持ちの表れでもあるのです。
いくら素晴らしい情報が名刺に記されていても紙質が普通であれば「価値観」は伝わりません。「機能」みたいなものしか伝わらないと私は思うのです。


名刺はあなたの分身です。
紙素材にはこだわりたいものですね。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. Write Soon!