マルレディ封筒

今から168年前の今日(1840年5月1日)、マルレディ封筒が発売されました。

マルレディ封筒とはイギリスで発売された世界初の郵便料金込みの(切手代込みの)封筒で、今でいう郵便書簡のようなものです。受取人が料金を支払うという今では考えられない当時の郵便制度から、前納方式に変えるためにこのマルレディ封筒が考案され発売されたのです。ちなみに切手もこのときに発売されています。(ペニーブラックという切手で一般的にはこちらの方が有名です)

封筒は以前より使われていましたが「郵便物としての封筒」が確立したのはこの瞬間ではないかと私は思っていて、それだけにこのマルレディ封筒はとても重要で、憧れの代物でした。
そしてとうとう先日、その代物をイギリスのネットオークションで落札してしまいました。なにせ160年以上前の封筒(紙)です。腐っているかも、とかいろいろ心配していたのですが比較的きれいな状態で手元に届きました。やはり現物は良いです!!私はこういったクラシックなものには人一倍興奮してしまうようです。当時の空気を感じる!というレトロ感ありますしね。

実はこのマルレディ封筒、発売後すぐに世間からの酷評を浴びて悲運をたどることになるのですが、それについてはまた書きます。

記念日ということで、まずはマルレディ封筒の紹介でした。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. 楽しい休日を!