グリーンペーパー 2

「Green Paper | Muong」
商品コンセプトは「日常使いできる気軽な紙」

大切にとっておく「よそいき」の紙ではなく、毎日気軽に使ってみたい「普段着」の紙。筆記具も問わないし小難しい作法もない。思わず手に取りたくなるような商品を。
これが担当するスタッフがまとめたコンセプトです。

このコンセプトをもとに商品は作られるのですが、一番時間をかけたのは素材の良さ(個性)を引き出すこと。紙のまま販売してもそれだけでは十分な良さは伝わりません。そこになんらかのデザインをプラスしてその魅力を引き出します。
そこでデザインしたのが優しいイラストタッチの昆虫たちです。蜂(ハチ)と蟻(アリ)と蝶(チョウ)を紙の上に自然にレイアウトし、強い印圧の活版印刷機で仕上げました。商品を入れるパッケージもそれに相応しいクラフト素材を使いカードホルダーとしました。全体的にバランス良く出来上がったので紙素材のもつ温かなアナログ感がうまく伝わるのではないかと期待しています。


こうして商品は出来上がったのですが、振り返ってみると、これほど紙素材の作られた背景(ベトナムホアビン地区の紙生産者というバックグラウンド)が商品作りに影響を与えたことはなかったのではと思います。

今回の商品企画は本当に小さなものですが、「良い紙とは、それが作られた背景にも関係する」を知る機会だったと思います。
この商品は継続販売していこうと思っています。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. Write Soon!