封筒年次大会の報告

封筒業界一年に一度の催し「全国封筒年次大会」が先日終了しました。

私からは「封筒豆知識 用語の語源と解説」という内容で発表したのですが、少しでも聴いている人が楽しくなるように、歴史エピソードやいろいろな仮説を写真を交えて話しました。


発表内容の一つ、例えば封筒のフタは何故三角形なのか?というはなし。

昔の手紙は「封筒と便箋」など立派なものではなく、一枚の紙切れに文字を書いて手紙としていました。郵送するときは内容が読まれないように紙を折り畳んで封をするのですが、その折り方は紙の四隅の角を真ん中方向に折りたたみ真ん中にシーリングワックス(封ロウ)で留めるというものでした。

それが効率良いカタチとして定着し封筒形状のルーツとなったと言われています。なるほどーと思いませんか?


懇親会では「知らない話があって面白かった!」「文具検定の問題に使いたい!」となかなか好評でした。
封筒の雑学に興味を持ってくれた人が多かったことも嬉しかったです。前日夜遅くまでスタッフに手伝ってもらい準備した甲斐がありました。
手紙や封筒の歴史は長くその時代背景が今の手紙文化を作っています。それを楽しさや価値として提供することが封筒会社には求められているのだと思います。

とにかく今は終わってホッとしています。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. 700番シリーズについてのコメントありがとうございました!