文具小売店

月刊誌『文具と事務機』のHuman(人間)というコーナーで紹介していただけるということで久しぶりに株式会社ニチマの福地社長を訪ねました。福地社長は業界事情に精通しているのはもちろんその独自の視点と考え方にはいつも感心させられます。これからの業界はどうなるかという話のなかで少し未来の小売店のあり方が見えてきました。文具業界にとって小売店がどうなるかは重要な問題なのです。
 

データから見ると昔ながらの文具の小売店は減っています。大手量販店・100円ショップ・カタログ通販がその原因といわれ、小さなお店は消えていくだろうという悲観論も少なくありません。しかしその一方で、小さくともセンスの良い小売店が増えているという傾向もあります。『文具と事務機』や先日の『趣味の文具箱』の誌面でもよく個人が経営するお店が紹介されています。総合文具店というよりはセレクトショップに近く、オーナーのセンスがお店の雰囲気に表れ商品群もこだわっているのがわかります。えんぴつ専門店であったり輸入ラッピングのお店であったり、今までになかった切り口のお店こそこれからの時代に必要だと感じました。必要に迫られて買うなら通販で安くが適しますが、自分のお気に入りに出会うにはこのようなお店なのです。
気に入った文房具は使っていて心地よく、仕事もはかどり、グッドアイデアがでるものです。仕事時間を豊かにする文房具はコミュニケーションを豊にする封筒と同じ。これからも新しいかたちの小売店の出現に期待したいと思います。
全国にある小さくともセンス良い小売店を機会をみてまわる予定です。お薦めがあれば是非ご紹介ください。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S.write soon!