横浜とドイツ商社

先週水曜日、横浜美術館で開かれたイリス商会150周年パーティに招かれ行ってきました。
イリス商会とは、横浜開港と同時に設立されたドイツの商社です。今年から取扱品目の中にドイツ製封筒生産機も加わったので封筒メーカーである当社も招かれました。
横浜美術館を貸し切ってのパーティは華やかでした。自社の取り扱ってきた商品や歴史を美術館に展示しその中でパーティをするなんて夢のような話ですね。美術館を一歩出れば横浜港。当然ドイツ人ゲストも多く、歴史とハイカラな雰囲気を堪能したひとときでした。

実は私たちの工場でも古いドイツ製の機械を好んで使っています。何十年も稼働している機械もあれば、何十年前の機械を最近購入したケースもあります。先週の土曜日もすでに生産中止になった機械を一台導入しました。古くてもそれにしかない「味」があるものです。
人から長く愛される商品を作るのであれば、できればこのような古い機械から生み出されるのが理想的だと感じています。職人技に惚れる気持ちと同じでしょうか。私にとって古いドイツの機械にはそんな魅力があるのです。

美術館を出れば横浜港開国150周年のイベント会場です。アート集団「ラ・マシン」による巨大蜘蛛が会場を闊歩し赤レンガ倉庫のまわりも近未来的です。
海に面した山下公園氷川丸まで20分歩きました。またその先にある中華街を抜けて外人墓地まで更に20分。ここまで来ると20年前となんら変わりない横浜の風景が残っています。懐かしかったです。



封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S.write soon!