『ヤコブへの手紙』

手紙つながりということで、先日『ヤコブへの手紙』の試写会にご招待いただきました。

舞台は1970年のフィンランド。登場人物は3名というとてもシンプルでメッセージ性のある映画でした。元終身刑の女性が恩赦により出所し盲目の老牧師と一緒に暮らすことになります。牧師と交流するうちに少しずつ人生に対する考え方が変わっていきます。タイトルにある手紙は牧師に宛てられたたくさんの人からの悩みです。その悩みを祈り、返事を書くことが大きな意味を教えてくれます。見終わってから余韻の残る、じんわりと温かくなる映画でした。

私も悩みはありますがそれを手紙にして誰かに送ることはありません。しかし、人に話を聴いてもらっているうちに自分の考えがまとまることがあるように、悩みも手紙として書くことで新しい何かが見つかるのかもしれませんね。おすすめの映画です。

『ヤコブへの手紙』(1月15日より全国順次公開)




封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹