沖縄

2年ぶりに沖縄県のお客様を訪問しました。お客様は紙の卸商さんと印刷関連の方々です。当社の商品を在庫して沖縄全域に届けてもらっています。住民数十名という島にも船で届けていただいてるとは本当にありがたいことです。

お客様との商談の中で、沖縄の伝統工芸である「紅型染め」の模様をもっと印刷物として地元企業に提案できないだろうか…と伺いました。
紅型染めは今から500年ほど前の琉球王朝時代に確立された染めの技法。日本と中国の影響を受けた文様を型紙を使ってで染めていきます。王族が着用するほどの華やかさはっきりとした色目も特徴です。

Bruno Corodial wikipedia
この紅型模様は、観光地のお土産物や、かりゆし(アロハシャツ)のような衣服には定番的に使われています。ですが、地元企業の商業デザインにおいてはまだまだなのだそうです。例えば特産物を全国販売している会社の包装紙やパッケージ、リゾートウエディングの招待状など広く提案したいとのことでした。沖縄の伝統柄を商業デザインとして取り入れることで、地域ブランドとして認識されやすくなりますし町おこしという観点でも相乗効果が期待できます。流行のデザインよりその地域にしかない伝統柄を使う。このような流れは全国でも見直されていくのだろうと思いました。



お客様の帰りに夕方のクララ教会を訪れました。終戦間もない頃に建てられた小高い丘に建つモダンなデザイン。沖縄ならではの素敵な祈りの場でした。



封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹