韓国からの研修生

韓国のデザイナー約20名が大阪心斎橋にあるウイングド・ウィールに来店してくれました。
お店のコンセプトと今日に至るまでのプロセスを学ぶ(研究する)のが目的です。
彼らはソウル市からの援助を受けた前途有望な若手デザイナーということで日本のいくつかのショップやデザイン会社をまわる研修プログラムに参加しています。ソウル市職員も同行するほどデザイナーの育成には力を入れているようです。


午後からは場所を移してのコンサルティングセッション。
何名かのデザイナーから新しい商品のプレゼンテーションがあり、それに対してアドバイザーが感想を述べます。市場性や商品化するにあたっての問題点、デザインが良くても市場がなければ売れませんし、市場性が十分でも商品に独自性がなければ埋もれてしまいます。表面的なデザインだけでなくしっかりとコンセプトを磨くことがまずは大切という話もありました。またデザインで差別化する難しさは共通する悩みのようでした。
終日プログラムに参加させてもらい、新しい人との出会いと彼らの前向きなエネルギーに私も大きな刺激を受けました。「本当に良いものを作るのだ」というハングリーな気持ちは持ち続けなくてはなりません。
終了後、何名かのデザイナーがお店のコンセプトと私の考え方に共感しましたと挨拶に来てくれました。私も彼らの未来に少し刺激を与えることができたようです。いつか一緒に仕事がしたいと思いました。



封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹