新商品コットンレイド

シンプルで上品なレイド柄の封筒を発売しました。うっすらと縦縞模様が入っています。

レイド柄のルーツは古く、西洋で紙を手漉きしていた頃に遡ります。当時、水に溶かした原料をすくうための漉き桁には、細い針金を平行に敷き詰めた網状の板が使われていました。水の中から原料をすくい上げる際、その針金の模様がそのまま紙にも写り、出来上がった紙を透かしてみるとレイド(簀の目)模様が入った紙が出来上がるのです。
意外と思われるかもしれませんが、今私たちが使っているコピー用紙のように平滑性の高い紙は、印刷や筆記適正を良くするために改良され、レイドペーパーからだいぶと遅れて完成しています。昔はレイド模様こそが紙の基本だったのです。レイド模様の紙がクラシックさと高級感を与える理由かもしれません。

私もレイド模様の紙には安心感を覚えます。昔から使われてきたスタンダードな柄が一番だなと思うのです。




封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹