かるた市 開催報告

毎年恒例のイベント「かるた市」を今年も開催しました。
一般の方々に本社工場を解放し、商品の製造過程で余った紙の販売や子ども向けワークショップ、少人数グループを案内する工場見学ツアーなど盛りだくさんのイベントです。小売りコーナーでは紙製品を中心とした10のブランドの方々にも出展いただき、こちらも大変好評でした。
土曜日一日のイベントでしたが昨年を超える800名が来社。雨模様のお天気でしたが大きなトラブルもなく社員とお客様が触れ合える和やかな一日となりました。





毎年参加してくださる方の期待に応えるよう来年も進化を遂げて開催したいと思います。


杉浦正樹

讃岐ツアー

会社のクラブ活動「ハグルマアート部」で讃岐ツアーに参加してきました。
お天気にも恵まれ、大阪⇄香川 日帰りと少し強行スケジュールではありましたが貸し切りバスの中では行きも帰りも盛りだくさんで全員大満足の一日となりました。

最近は、ほとんどの人がスマホを使っているのでLINEのグループを作ってツアー道中を情報共有していきます。皆で食べた讃岐うどんの写真をすぐにアップしたり自分がしらないうちに撮られた画像が流れてくるライブ感もツアーの楽しさを倍増させますね。もちろん会話もしますが、それとは別に流れるLINEでのやり取りの楽しさは今の時代ならではですね。

ツアーの目的は、「本場のうどんを食べる」→「丸亀猪熊弦一郎現代美術館」→「金刀比羅宮」です。

現代アートの宝庫「丸亀猪熊弦一郎現代美術館」ではちょうど新進気鋭アーティストの企画展も行なわれていました。バスの中では、猪熊弦一郎がデザインした三越百貨店の包装紙も回覧され予習をして望みました。こんぴらさんでおなじみの金刀比羅宮では、785段を登るのを断念しバスで400段ほどショートカット。それでもあと300段以上を上り本宮へ参拝。
そして今回の目玉、金刀比羅宮の表書院。江戸時代の絵師、円山派の祖、円山応挙の襖絵(ふすまえ)を時間をかけて堪能しました。昔はこの客間で信者をもてなしたのかなとか、表情豊かな虎や鶴の襖絵を観てああだこうだと感想を述べあったり、庭先に座りながら心地よい時間が流れました。ここは何度訪れても良いところですね。

次はどんなツアーを企画してくれるのでしょうか。もう今からが楽しみです。


杉浦正樹

細布素材


写真は昨年に新しく発売した「細布」という紙素材です。すでに多くのお客様に名刺やお店で使うカードの素材としてお使いいただいています。紙素材と書きましたが正確には布と紙を合紙した素材です。なんとかして紙の表情に糸繊維の温かさを出せないかと合紙加工と印刷テストを繰り返し発売まで漕ぎつけました。

現在の細布素材は5種類。
紙の反り・布の端の毛羽立ち・印刷や箔付きの悪さなど、紙に比べて品質的な出来栄えはまだまだ劣りますが、紙のように気軽に印刷加工ができるというところでお客さまに採用していただいています。


名刺やハガキだけでなく、これを使ってボックスのオーダーにも対応しています。お客様にとっても気軽に布で覆われたボックスを少量で作成できるというのも大きな魅力ではないでしょうか。まだスタートしたばかりです。改良すべきところは修正し、さらに魅力を広げる展開も行い、「細布」という紙素材を育てていきたいと思います。もし興味がございましたらお気軽に弊社営業までご連絡お願いします。


杉浦正樹

中村活字店さん訪問

先日、活版印刷名刺の老舗、築地にある中村活字店さんに伺いました。平日のお昼間、お店には名刺の相談や出来上がったものを引き取りや打ち合わせに次々とお客さまが来店されていました。


私たちの訪問目的は名刺についての取材です。名刺の歴史や中村活字店さんの今日に至るまでの背景などを伺いにお邪魔したのです。
中村活字店さんは今も昔から変わらない活字で名刺を印刷されています。整理整頓された店内には古い木棚がずらりと並んでいます。印刷された名刺見本は何年も変わらないスタンダードなデザイン。書体もレイアウトもとっても綺麗です。芸能関係、文化人、多くの方が安心してオーダーしているのが、その丁寧な仕事ぶりから伝わって来ました。

中村社長は温厚なお方ですがとても熱意があります。そしてなにより名刺文化を愛しています。それが端々から伝わってきました。名刺というひとつの仕事一筋に強い気持ちで専念する。これこそが仕事に取り組む姿勢の原点ですね。仕事や人生の大先輩ですが、紙の文化を広げていく同志のようにお話しいただけることも嬉しかったです。



杉浦正樹

謹賀新年

皆さま、あけましておめでとうございます。
2017年もよろしくお願いいたします。

写真は今年の年賀状です。
昨年の「申」から今年は「酉」ということで会社にはエミューが来てくれました。写真中央に私と写っています。

エミューの体高は1.6m。鳥類ではありますが翼は小さくほとんど視認できません。ダチョウに比べて性格は温厚でおとなしく人を怖がりません。一昨年の撮影時に来てもらったお猿のように私に襲いかかることもありませんでした。ただ大きな音や金属音などに反応して走り回ったりするようで今回は逃げ出させないためエミューを取り囲むという構図になっています。動物好きのスタッフが多いこともあって、エミューに触れたり一緒に記念撮影などとても和やかな年賀状撮影会になりました。


酉年テーマ「羽撃く」ことも大切ですがエミューのようにゆっくりと和やかな気持ちも忘れないようにしたいですね。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


杉浦

活動報告書

12月30日で2016年の業務は全て終了しました。
一年間ありがとうございました。
81期の「活動報告書」が12月の頭に完成し、Webサイトにてご紹介しています。
お時間あるときにご一読いただければと思います。
来年2017年もよろしくお願い申し上げます。


活動報告書(CSRレポート)


杉浦

工場見学ツアー2016

毎年恒例のお客様を招いての工場見学ツアー。
今年は開催を午前と午後の2回に分けて50名のお客様に来ていただきました。今回は新しい試みとして、「封筒レターヘッドの歴史」「紙が作られる背景」についての勉強会も行ないました。工場見学がメインですが、せっかく遠方からも来ていただいてるので、少し時間を延長し弊社にある資料をもとにした簡単なセミナーを行ないました。印刷やデザイン関係の仕事をしている方やモノづくりをされている方が多かったこともあり、アンケートの結果はとても好評でした。



いかにお客様に楽しんで学んでいただけるかを考えて「工場見学ツアー」を毎年企画することは私たちにとっても意味のある挑戦です。モノづくりの現場であっても、ホスピタリティやエンターテイメントといったことがこれから欠かせなくなる時代になると思います。


杉浦正樹