ダイアモンド形封筒
みなさん、こんにちは。
東京では桜が開花中。とてもきれいです!
突然ですが、この写真は何かおわかりですか?
これは封筒の基本と言われているダイアモンド形の封筒です。
といっても、まだ封筒になる前の状態で、原紙から封筒の型に抜かれたまま積まれている写真です。
抜かれた紙は四隅が内側に折りたたまれて封筒に仕上がります。
このような感じです。
このダイアモンド形の封筒の歴史は古く、郵便料金が紙の枚数で決まっていた19世紀中頃のイギリスで使われだしました。よって当時の使い方は、一枚で郵送するために菱形の紙にそのままメッセージを書き折りたたみ封をして使っていました。
とても伝統的なスタイルで私が一番好きな封筒の形状でもあります。
これは工場の機械で生産している写真です。据え付けられた刃物が上下運動を繰り返しながら抜いていくのですが、工場見学に来られたお客様もきれいに並んだダイアモンド形封筒の抜き作業には感動されます。
また、抜き終わった残り紙もお洒落です。タペストリーのように壁に飾って楽しめるほどきれいな模様です。実際社内のスタッフもそうしています。
「ダイアモンド形の封筒は伝統的で美しい」これは私の考えですが、国内外問わず冠婚葬祭に使われる封筒はほぼこの形状です。
このブログのヘッダーデザインにも使いました。
ダイレクトメールが普及し、ダイアモンド形封筒の需要が少なくなってきても、伝統的なスタイルは大切にしたいものですね。
封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. Write Soon!