羽車印

私たちハグルマ封筒の創業は1918年。今から90年前の大正時代です。
紙や印刷を扱う会社としてはとても古く「封筒一筋90年」というのも珍しいのではと思います。

昔の写真です。右が本社で左が工場、並び方も所在地も今と同じです。封筒が積まれたオート三輪がなかなかレトロ感あり良い雰囲気だと思いませんか?私の好きな写真のひとつです。

ここに掲げられている「羽車封筒」という商標が創業当時から使われていたもので現在の社名です。「封筒は、飛行機(羽)と汽車(車輪)を使ってお客様の手元に安全に届けられる」「羽車を使って天を翔リ地を走る!私たちの商品を世界中に!」という想いが込められているとされています。昔から商標があるなんて私にとっては誇りに思えるのですが、残念ながら私が生まれたときには創業者は他界していたので何故このマークにしたのかは聞いていません。できればマークだけでなくその他いろいろなことも聞いてみたかったのですが残念です。

以前、この羽と車輪のマークについて調べたところ、私たちがオリジナルで考案したものではなく、「WINGED WHEEL(羽のついた車輪)」という車輪のモチーフとして、北欧・西欧・アメリカと世界中で使われていることがわかりました。古くは西洋の紋章にも見られますのでそのあたりがルーツかもしれません。日本においても羽と車輪をデザインした家紋がいくつもあることを考えると、昔は一般的な図柄として使われていたのでしょうか。デザインは違いますが国内にはこの羽車(ハグルマ)のマークを使っている会社はたくさんあります。私たちの手紙用品店ウイングド・ウィール(winged wheel)も羽車を本来の英語読みにして名付けましたしロゴマークも羽と車輪です。

ロゴマークがあると安心感というか忠誠心みたいなものが生まれます。
長く使われてきたブランドをこれからも大切に育てていきたいと思います。
今回は私たちのロゴマークの紹介をさせていただきました。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. Write soon!