薬袋プロジェクト

薬袋の新しい使い方を考えサンプルを作りました。
というのも、私たちが長年販売してきた昔ながらの薬袋は出荷量が減り、それに変わって病院ではパソコン専用印字袋やビニール袋が薬袋の主流になりました。そこでもう一度、昔の薬袋の良さを見直そうと思ったのです。

実は、薬袋のデザインは昔よりそう変わっていません。同じ用途で入れる薬の大きさもほぼ同じなので変わりようがないのですが、それが逆に「薬が入っている袋」として誰にとってもわかりやすく、安心感のあるデザインとして私たちの生活に溶込んでいます。この雰囲気を残しつつ他の用途に使えるものができないかとデザインしたのがこれらのサンプルなのです。
図案は100年前のものを使いました。薬袋としての雰囲気は残っていると思いませんか?今病院で使われていても違和感はないと思います。タイトルには「くすり」「漢方薬」と書かれていますので薬袋にしか見えませんが、タイトルを変更して他の用途で使えるようにデザインしています。例えばタイトルを店名にすれば何かを包む小物入れとして小売店などでも使えそうです。紙は薄く単色(1色)印刷なので安価というのも薬袋の特長です。
手紙は「心の薬」と考えれば、このまま手書きメッセージを入れて人に渡せるかもしれません。いろいろな可能性を探りながら「昔ながらの良さ」を続けたいと思います。良いアイデアがあればよろしくお願いします。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹
P.S. write soon!