謹呈カード

お正月にイタリアの友人からもらったカードです

イタリアらしい厚く漉かれた耳付ペーパーにエンボスでタイトルが入っています。「BUON 2011」素晴らしい2011年を!というグリーティングです。実はこのカードはプレゼントしてもらった本に栞のように挟まっていました。一般的にはコンプリメンツスリップと呼ばれ、日本でいうところの熨斗紙のような使い方をします。何かをプレゼントとするときに一枚添え、こちらの気持ちを伝える役割があります。
このようなシンプルでいて上質なカードは見ていて飽きませんね。このまま飾ってもサマになります。

二つ折りのカードを開くと、

日本語での「新年ごあいさつ」が版画で刷られています。普段使わないだろう日本語のバランスも魅力的ですし、なにしろこの版を手作りしたこと、そして一枚ずつ手刷りしたのだと考えると嬉しさ倍増です。

郵送する枚数が増えるとどうしても量産した年賀状になりますが、手作りはやっぱりいいものです。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹