NYギフトフェア

今月末からニューヨークで開催される「NY 国際ギフトフェア」に出展します。
地元堺市のサポートを得て、初めてアメリカの見本市に出展することになりました。ギフトフェアは紙製品の見本市ではありません。名前の通りギフトになりうる商品ということで生活雑貨なども多く出展されるようです。

私たちの商品である封筒やカードは本来通信手段として使われるものですが、これからは贈答用のギフトという観点も必要ではないかと感じていました。「封筒・便箋」という定番のかたちではない紙のギフトを提案していきたいというのも今回の出展を決めた背景にあります。

欧米ではグリーティングカードを頻繁にやり取りする文化があります。しかし最近の傾向は、やはりインターネットの波には勝てず、年を追うごとにカードの販売数量が減っていると聞きます。これは日本における年賀状にもあてはまります。このまま紙の通信は廃れてしまうのかと危惧されるほどの減りようだそうです。
しかし一方で、私たちが昨年暮れにご注文いただいた年賀状やクリスマスカードのオーダー件数は大幅に伸びました。ネットで頼める簡単で便利なものではなく、わざわざ凝ったものを作りたいという要望が増えているのも事実です。そう考えると、やはり年に一度の年賀状も挨拶の伝達手段ではなく、それ自体が贈りものという価値を持つのではないかと感じるのです。

ニューヨークでは新しい紙製品を出品すべく最終の準備をしているところです。
今年も紙の持つ価値を引き出し、良い商品を開発していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹