紙の抄造

今月は紙の抄造が続きました。
封筒に使われる紙は大体は決まったものが使われますが、私たちは紙の風合いと色にこだわり自社でオリジナルの紙を作ることが比較的多いのです。

紙の抄造は少ない量ではできませんからトン単位で製紙メーカーに発注をします。作ったはいいが売れなくては困ります。ですから新しい紙を作るときは真剣です。使われる原料から表面の風合いや筆記適正にいたるまで何度も考えて設計します。それでも本番の抄造では微妙な調整が必要になり出来上がるまで何度もセッティングを変えて近づけていくのです。今回も製紙メーカーの方々にとても細かく対応していただきました。その仕事ぶりにはいつも頭が下がります。

今回のようにオリジナルの紙を抄造するときは、商品開発スタッフ以外に、必ず営業部や製造部のメンバーも数人は立ち会わせています。紙の勉強になることはもちろんですが、それ以上に、長い時間かけて紙が出来上がるまでを体験することで自分たちの紙に愛着をもってもらいたいという理由からです。今回も強くそれを感じてくれたのではないかと思います。

紙の詳細は来月の商品発表時にお知らせしますがとても風合いがよくきれいな色目で仕上がりました。できるだけ早くお客様に紹介しますのでご期待ください!




封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹