京都唐長

日本でテキスタイルの勉強をしている友人を連れて京都を訪れました。
京都はデザインを学ぶのに良いところです。伝統がありますし街並も美しく多くの美術館やギャラリーが点在します。伝統的なデザインからモダンアートにいたるまでたくさんの情報が集まっている場所だと思います。

唐紙ブランド「唐長」さんのワークショップを体験。

唐長さんは1600年頃から続く襖紙や壁紙を制作する工房です。江戸時代から受け継がれた板木を使い、和紙に板木に彫られた文様を一枚一枚を手作業で写し取ります。和紙と絵の具の色合い、板木ならではの温かみのある仕上がりは、現代の印刷技術ではなかなか表現できない完成度でした。

まず色紙を選びます

次に絵の具の色も選びます

手作業で紙を写して完成

昔の本に描かれた唐紙づくりです

江戸時代から同じ板木を使っているということはデザインの図柄は全く同じということです。それでも時代を超えて洗練された印象を与えます。変わらないものの素晴らしさですね。


封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹