全国封筒年次大会

先週、第20回全国封筒年大会が開かれました。私もここ5年ほど実行委員として携わっています。
業界の発展と関連団体・業界との懇親を目的に参加人数も前回より増えて160名となりました。

日本郵便株式会社の方からの「郵便事業の現状と動向」についての講演が興味深いものでした。
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2012年の郵便などのメール市場はマイナス2.5%で217億通。毎年緩やかに減少が続いています。中でも書類発送、請求書、ダイレクトメールといった郵便が減り、企業から個人へ、個人から個人へのメール便が伸びている。ネット通販の伸びに比例しているのでしょうか。
日本郵便株式会社としてもこの個人宛の郵送物をターゲットとしたサービスを改善させたい。そのひとつとして、配達時間帯指定郵便を今年の10月1日からスタートさせる。
また、今後の動向としては、郵便物数は減少するが、ネット通販、オークション、ネットレンタル市場の拡大が見込める。このネットというメディアとリアルな郵便とのメディアミックスにどのように対応するかが課題。とのことでした。
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私としても、企業から個人への郵便物がさらに増える、そのために何ができるかと常に考えています。紙の情報を送るだけでなく「物」を送るという役割です。そうなればますますパッケージや段ボール業界との線引きはできなくなってきます。そしてネットとの融合。改めて考えさせられる講演内容でした。

会場となった竹橋にあるKKRホテルはロケーション・眺望が最高です。
皇居の緑が都会の森となり、それを取り囲むビル群のコントラストがとてもきれいでした。



封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹