印刷EXPO Vol.3

22日より印刷EXPO「印刷アイドルCMYK」という展覧会が始まります。
大阪の印刷会社・紙加工会社・デザイナーの有志が集まり、印刷の楽しさや素晴らしさを多くの方に感じてもらおうというイベントです。ハグルマ封筒も少し協力しています。

この展示は毎回とてもユニークです。例えば前回の印刷EXPOのテーマは「きもだめし」。
ブラックライトに反応するインクを使った提灯も持って暗い会場をまわり、ユポで作られた番長皿屋敷のお皿、段ボールで作られた実物大の棺桶など、普段はあまり使われない印刷技術を駆使した作品を楽しみます。ストーリー仕立ての会場は見ていて飽きません。印刷物を作成する上でのヒント満載はもちろん、誰もが単純に楽しめる展覧会でした。

そして今回のテーマ「印刷アイドルCMYK」。コンセプトも時流にのっていますしネーミング・ロゴデザインも絶妙です。テーマソング?まであるとのこと。果たしてどのようなイベントになるのでしょうか。


このような展覧会は他にもありますが、特に印刷EXPOの打ち出し方は素晴らしいと思います。イベントの価値が上がるかどうかはコンセプトと打ち出し方にかかっています。今回の「印刷アイドルCMYK」というネーミング、聞くだけでどんなものだろうと想像したくなりますし一度覗いてみようという人が多いのではないでしょうか。そして会場の様子がアップされ口コミとなって広がる。もしこれがただの「印刷技術展」といった凡庸な名前で、珍しい印刷サンプルを並べて紹介するだけの展示会であれば結果は違ったものになるでしょう。
価値を高めるには打ち出し方が大切。こういったところも見習いたいですね。

7月22日から25日までの開催です。ご興味のある方は是非。
http://www.insatsu-expo.com/




封筒会社と手紙のスタイル
杉浦正樹